このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

タオのトレース可換環の表現論

超天才テレンス・タオはやっぱり常人とは違うな。 Algebraic ProbabilitySpaces -- Algebraic probability spaces | What's new 「オリジナリティはなくて、より一般的な構成の特殊な場合にすぎない」とか書いてあるが、これは凄い。ストーリー展開が見事す…

ZやN値の確率変数も考えたほうがよい

確率変数(観測量)はほとんどR値と考えて、そのなかで離散変数だの分布だのを考えることになっているが、最初から値の空間をZ、Nにして考えたほうが自然になるのではないか。値の空間は基礎スカラーの代数を与える。基礎環、基礎半環など。基礎スカラー系に…

なるほどワカラン、統計量

「統計量」も定義がない(あってもうまく適用ができない)言葉。今まで、「確率変数」と「単なる関数」の2つの意味で考えてきたが、それだけでは十分には説明できないようだ。次のような区別が必要そう。 統計値関数:Rn→R という関数(部分関数でも可)。 …

標本誤差(sampling error) 再論

標本誤差 sampling error、たぶんたいして意味なし - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編 標準誤差 standard error - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編 実務標本調査(アンケートの実施とか国政調査とか)の話と数理統計学(統計数学)の話は隔たりがあるが、…

メニューバーの定義の確認

キーマップ内に定義されている。メニュー項目の選択がイベントで、そのイベントに対するコマンドが実行される。http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Bay/9285/EMACS-JA/emacs_11.html より: メニュー項目の完全なコマンド名や説明文を見るには、 C-h …

見た目関係の調査

M-x list-colors-display ; 色の一覧 M-x list-faces-display ; フェイスの一覧 M-x describe-char ;; カーソル位置の文字の情報を得られる。 M-x describe-face M-x describe-font M-x describe-fontset M-x list-fontset 次の式を評価する。必要なら、ppや…

フレームの諸々

(frame-parameters) を評価すると、プロパティリストが得られる。top, leftプロパティでスクリーン内での位置が分かる。 M-x customize-option initial-frame-alist で対話的カスタマイズが出来るはずだが、カスタマイズ項目が出ない。

行間設定

リンク: http://ubulog.blogspot.jp/2007/09/emacs_22.html ;==================================== ; 行間設定 ;==================================== ;;整数で指定するとピクセル数で、少数で指定すると ;;行の高さに対して相対値で設定されます。 (setq…

フォントサイズの一時的変更

リンク: http://qiita.com/tnoda_/items/ee7804a34e75f4c35d70 コマンド text-scale-adjust キーバインド C-x C-0 設定モードから抜ける: C-g

フェイス、フォントの確認

M-x list-colors-display 色の一覧 M-x list-faces-display フェイスの一覧 M-x describe-face M-x describe-font M-x describe-fontset M-x list-fontset

フレームの属性

リンク: http://homepage1.nifty.com/blankspace/emacs/color.html 変数 default-frame-alist にデフォルト値が入っている。 default-frame-alist は、ドット対のリスト ドット対は名前アトムと値の組、したがって全体はプロパティリスト プロパティ名 値の…

評価

スクラッチバッファでは C-j eval-last-expression は、C-x C-e、結果はミニバッファに出力される。 M-x ielm でLispインタプリタを出しておくのもよい。elispをLispとして使える。

せめて

次をしてくれたらいいのだが、 関数、変数、定数の区別 関数のcompositionとapplyの区別 関数の定義域と値の集合の明示 構造の定義 慣習的(コンベンショナル)記法の説明 名前がないが重要な構造に名前を与える たぶん、無理なんだろう。

推定ターゲット、推定値、推定量

推定のターゲットは、モデルの特性。モデル空間M上で定義された関数の値がターゲット。だが、モデルはパラメータ空間と同一視されるので、パラメータ空間Θ上の関数がターゲット。推定値関数は、n標本値空間で定義された関数。推定量=推定統計量=推定変量は…

標準誤差の記法がまた酷い

もう度し難いレベルだな。標本の標準誤差: 相当に意味不明、ほぼ以心伝心の世界。右辺から見ると、sは、s(x) = sd(x) という関数記号だと思う。xの長さがnだから、次の定義式だと思える。 左辺の記号は分解して理解しようとしても無理なので、次のように考…

多少はマシな用語法

確率変数を変量と呼ぶ。 確率標本を標本変量と呼ぶ。サイズnを添えて n標本変量、サイズnの標本変量 Rnをn標本値と呼ぶ。変量の実現値とかも言う。 f:Rn→R を統計値関数と呼ぶ。 Rnに値を取る確率変数(標本変量)と統計値関数との合成を統計量と呼ぶ。統計…

標準誤差 standard error

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%99%E6%BA%96%E8%AA%A4%E5%B7%AE 統計量を指定せずに単に「標準誤差」と言った場合、標本平均の標準誤差(standard error of the mean、SEM)のことを普通は指す。 本来は「統計量Tの標準誤差」と言うらしい。 統計量が…

標本誤差 sampling error、たぶんたいして意味なし

標本誤差(sampling error)は、どうも統計用語というよりは一般的な雰囲気的な語のようだ。https://kotobank.jp/word/%E6%A8%99%E6%9C%AC%E8%AA%A4%E5%B7%AE-121407 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説標本調査を行う場合に,それに伴って生じる特…

記号法と意味論

まだまだ続く、伝統的・慣習的記法の解釈。可測空間を固定して、その上の測度全体の空間を考える。測度の和とスカラー倍は考えられるので、測度全体の空間はベクトル空間にはなる。が、位相や収束は難しい。測度全体の空間の部分集合に適当な位相とその他の…

サンプリング構造・再論

観測量Xに対して、独立同分布な添字族 X1, ..., Xn を考えて、これらの同時確率分布を考える、という通常の定式化は素直じゃないと思えてきた。母集団を (U, ΣU, μ, X) だとする。疫学のようなフィールドワークでは、target population, study populationの…

相関と因果関係

相関と因果関係の区別は難しい。「区別が付いてない例」、「相関を因果関係とみなしてしまう例」はみたことがあるが、因果関係の意味で相関を使っている例もあった。 肺がんと飲酒のあいだの相関はない。 これは違う、相関はある。だが、 肺がんと飲酒のあい…

有効性の解釈の難しさ

例えば「この新薬が効く確率は90%」とはどういうことか? 効かない人・場合が10%ある。 新薬が誰にとっても無意味である可能性が10%ある。

伝統的慣習的記法

カタヅケ主義者と昔風の関数、それとコミュ障 - 檜山正幸のキマイラ飼育記、慣用句、慣用記法の解釈 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編 とか f(X), f(x) の合理的解釈 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編、の流れ。母集団と標本で文字を区別するという伝統…

サンプリング構造

言及されない重要な構造には、 変量(変数、観測量、項目、カラム、属性、特徴量、特性) 母集団 サンプル(標本) がある。これらはほんとに重要だと思うが、なぜ重要概念が説明されないのか - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編 の事情で通常はサラリと適当…

古典的な記法の解釈

f(X), f(x) の合理的解釈 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編 から; 古い記法では、結合(composition)と適用(apply)の区別をしてなかったことになる。 f(x) は x;f だと思う。 変数 x:X があるとき、x = idX とみなすとうまくいくことがある。x;f = f …

f(X), f(x) の合理的解釈

慣用句、慣用記法の解釈 その2 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編 で出した f(X), f(x) は、合理的な解釈が可能だと気がついた。 fi:A→Bi のデカルトタプルを <f1, ..., fn> と書く。 写像の結合(合成)をセミコロンの図式順 射影 πB1, ..., Bni をπi と略記。 すると、</f1,>…

なぜ重要概念が説明されないのか

自動車とか、コンピュータをはじめとする電子機器では、 当初の利用者は、背景や内部構造をよく知っている。 そうでないと使えない。 進化と洗練に従い、背景や内部構造は不要になる。 利用技術と内部構造の知識は解離する。 ユーザーマニュアルと内部解説書…

とある本からの用語

曖昧多用な定義・記法との戦いという様相。 『初学者のための統計教室』現代数学社 (図書館でチラ見) 目新しい用語や変な記法 数指標: R値の確率変数のようだ。 大きさnの標本: 単にRnの元のようだ (X1, ...., Xn) を標本変量と呼ぶ: Xiが確率変数なの…

慣用句、慣用記法の解釈 その2

次の表現はほんとに意味不明だった。 X = (X1, ...., Xn) を確率変数として、関数 f(X) を考える。 普通に解釈すると、fは可測関数Xを引数に取る汎関数、そう思っていると全く意味が通じない。fは確率とも確率変数(可測写像)とも何の関係もなくて、f:Rn→R …

慣用句、慣用記法の解釈

確率変数の区間: 確率変数の値が実数であるときの区間。確率変数と値の空間の混同が見られる。 確率変数の関数: 「の」が分かりにくい。確率変数を引数とする関数ではなくて、確率変数の値の空間を定義域とする関数。RやRn上の関数以外の何者でもない。 母…