このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

圏上のチェーン

圏上のチェーンの畳み込み積 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog) モノイドと圏はやっぱり似ているね - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog) もう一度ちゃんと考える価値がある。

型推論の規則

総称ラムダとかを参考にすると、次のようになる。ただし、これは厳密結合の推論で、型制約が出てこない。残念ながら、これでは実用にならないが、キレイにまとまる感じはある。S, Tなどは型項(または型表現)、f, gなどはコマンド項、M, Nなどは式(formula…

公平なマグマ、ベックの法則

ベックの法則の定式化がけっこう分かってきた。これはさすがに書いておかないとな。忘れるからな。基本的に(メンタルに)想定しているのは多元環Rと加群Mなんだが、モノイドとモノイド作用なら何でも同じこと。ここでは、モノイド構造さえ考えないでマグマ…

コゥゼンを勉強しなきゃ

http://www.cs.cornell.edu/~kozen/papers/papers_collapsed.htm ここからいろいろな論文が取れる。set expressionはtype expressionで、set constraintsはtype constraintsだから、そのまま型推論に使える。しかし、termset代数が、エルブラン方式理論であ…

双対に関する表

左←→右 は、同じ圏のなかでの双対性、ただし、右は非決定性(ND)な圏なので、決定性の圏を非決定性の圏に埋め込んで双対を考える。上←→下 は、直積・直和の双対性から導かれる対応。異なるモノイド圏のあいだの対応関係(関手ではない)。 \ 自明な構造 非…

圏論のお勉強なら、Catyスクリプトでやってミソ

ステファネスクに従って、用語法をデカルト分配圏からデカルト半環圏(cartesian semiringal category)に変える。記号の説明: θ -- 空集合を域とする唯一の射 ι -- 標準入射 ∇ -- 直和のフォールド=余対角 λ -- 左unitor自然同型 ρ -- 右unitor自然同型 α…

コパスタ余会ネタ 2

注意:distributorは用語的に問題があって、distributivityとか言うほうが望ましいだろう。が、-er, -or って語尾はコンピュータ/ソフトウェア屋さんは好きだから、distributor使う。まず普通の足し算に関して: associator自然同型 (A+B)+C ⇒ A+(B+C) 左un…

コパスタ余会ネタ

モニャドセミナー4 資料 抜粋 + 追加 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編も参照。 足し算ぽい:ブーリアンのOR演算 -- 足し算ぽいね、うんうん 足し算ぽい:集合の合併 -- 以下同様 足し算ぽい:max, min 足し算ぽい:特に平坦束、この圏の線形写像はなにか…

型解析のアルゴリズム

「勝たす異論」じゃねーよ。型推論とかいうとつっこまれそうだから、型解析にする。問題はパイプ結合だけ。 型ユニフィケーションをして、SIL命題のセットを出力する SIL命題セットを整理、計算(簡約)する。 SIL命題セットから代入を取り出して、再帰的に…

安全性判定の分解規則

式Eの計算が、すべての部分式の計算も含めて安全に行われる(と予測できる)とき、《E》 と書く。式Eのすべての部分式とパイプ記号には、番号(一意的ならなんでもいい)が振ってあるとする。異なる番号が同じ場所を指す可能性がある。([追記]そんなにイッ…

構文的なdom/cod

これは、あくまで構文的であり、決して意味的ではないことに注意。意味的な議論は解釈を決めないとできないし、解釈は色々あり、解釈ごとに定義は変わる。基底:コマンド呼び出しと定数 Dom(f::S -> T) = S Dom(c) = null Cod(f::S -> T) = T Cod(c) = sing(…

シグニチャとそのパターンマッチ

「文字列(名前)の集合と非負整数値」の組をシグニチャと呼ぶ。次の形で書く; {"foo", "bar"; 2}, {; 3}, {"baz"; 0}, {;0}。シグニチャパターンはオプションシグニチャパターンと引数シグニチャパターンの組である。オプションシグニチャパターンは: 文…

カロウビ展開圏の定義

カロウビ展開圏 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)のコピー与えられた圏Cに対して、新しい圏Kを作ります。その作り方を順に述べます。まず、Kの対象は、Cのベキ等射とします; a∈|K| ⇔ aはCのベキ等射 ⇔ a;a = a inc C。Kの射 f:(A,a)→(B, b) は次の…

関数型としての配列とレコード、それに関連すること

モノ(値)かコト(事態、動作)か モノとコトの相互変換 soft-nothing と hard-nothing ⊥の追加、厳密射、リフト 結局は、バンドルと層を使うことになるな。 集合圏の始対象/終対象の非対称性 関数と関数型(べき、指数) 特異値と非特異台 外延的記法によ…

ガブリエル/ローゼンバーグの定理

代数幾何の枠組みを他分野に応用するには、ガブリエル/ローゼンバーグ(Gabriel Rosenberg)の再現定理(reconstruction theorem)というのがどうも鍵らしい。可換環からなにやらかにやらして作ったアーベル圏から、もとの環を再構成できる、ということらし…

あれ、こんなこと書いていた

http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama/20061115/1163573135