このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

証明図の書式を決めている動機

一言でいうと節約原理。 ページ節約: 紙面とインクを使わない。リソース・コストの節約。 絵図排除: 絵図(イラスト・ピクチャー)を避けて活字組版で処理したい。人件費と時間の節約。 コピー排除: 手書きのとき、コピー(転記)を避けたい。手間の節約…

単純式の操作の操作 (A5P4)

※この記事は「記事5 問題集4」ノード・ワイヤー図〈ストリング図〉の解説は: ノード・ワイヤー図〈ストリング図〉 これより前に行うべき練習は: ノード・ワイヤー図と横棒記法の例と練習 整数式の操作 整数式の構文解析木 今回は、式の操作を表す横棒記法…

整数式の構文解析木 (A4P3)

※この記事は「記事4 問題集3」ノード・ワイヤー図〈ストリング図〉の解説は: ノード・ワイヤー図〈ストリング図〉 これより前に行うべき練習は: ノード・ワイヤー図と横棒記法の例と練習 整数式の操作 今回も、「整数式の操作」で定義した整数式を扱う。諸…

整数式の操作 (A3P2)

※この記事は「記事3 問題集2」ノード・ワイヤー図〈ストリング図〉の解説は: ノード・ワイヤー図〈ストリング図〉 これより前に行うべき練習は: ノード・ワイヤー図と横棒記法の例と練習 この練習では、整数とその足し算/掛け算について考える。足し算/…

ノード・ワイヤー図と横棒記法の例と練習 (A2P1)

※この記事は「記事2 問題集1」ノード・ワイヤー図〈ストリング図〉の解説は: ノード・ワイヤー図〈ストリング図〉 中学校で習った二元連立一次方程式を例にする。内容は難しくないが、作業(トレーニング)はそれなりに手間がかかる。手間を減らす工夫は各…

ノード・ワイヤー図〈ストリング図〉 (A1)

※この記事は「記事1」ノード・ワイヤー図はいたるところで使う、極めて重要なツールである。内容: ノード・ワイヤー図とは 描画方向 結合と併置 テキスト記法 グルーピング〈ブラケティング〉と描き換え 横棒記法 ノードの形状 図の引用元 ノード・ワイヤー…

式、値、行為

次の3つは区別されるべき。 計算指示としての式 例:算術式 計算結果としの値 例:自然数値=算術値 計算する行為 計算をオペレーションと言い直すと: オペレーション指示としての式 オペレーション結果としの値 オペレーションする行為 値はオペレーション…

コミュニケーション不全

実際にこんな会話はないけど(あくまで例え話)。 某氏「プログラムが止まるかどうかは決まっているんですよね?」 檜山「決まってます。止まるか止まらないかのどちらかです。」 某氏「でも、判断はできないのですよね。」 檜山「はい、判断はできません。…

日本語の揺らぎ・問題

∀x.(…) 任意のxについて、… 任意のxに対して、… 任意のxに関して、… どんなxであっても、… xが何であっても、… すべてのxに対して、… あらゆるxに渡って、… 勝手にxを取ってきて、… xを好きに選ぶと、… ∃x.(…) 適当なxを取れば、… あるxがあって、… xをうま…

ストレンジな関数/述語

function strange-func(x:Func1Code):Void := if (halt(x, x)) then forever() else done() ; predicate strange-pred(x:Pred1Code) := ¬provable(x, x)Godはゲーデル符号化だとして、次の述語を考える。 halt(God(strange-func), God(strange-func)) : Bool…

ベクトル空間とか変換とか

ユークリッド的 ミンコフスキー的 ベクトル空間 ユークリッド空間 ミンコフスキー空間 内積 ユークリッド内積 ミンコフスキー内積 内積保存変換 直交変換 ローレンツ変換 アフィン変換 ? ポアンカレ変換 多様体 リーマン多様体 ローレンツ多様体 ユークリッ…

世界観

基本的に2つの“世界”がある。構文世界〈syntactic {world | realm}〉と意味世界〈semantic {world | realm}〉。補助的にシステムの世界〈{world | realm} of systems | system {world | realm}〉があるとする。システムの世界に自立性はなく、各システムは、…

シュワルツシルト解

参考: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AF%E3%83%AB%E3%83%84%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%88%E8%A7%A3 M ローレンツ多様体 R×(R3\{0}) Mを埋め込める空間、あまり重要じゃない、つうか、埋め込む必然性はないが。 R×R>0×I×J 局所座…

形式化の2つの用途

コミュニケーションの精度向上のため 命題のデータ化のため コミュニケーション精度向上のほうは、やることが望ましいが、必須ではない。がんばれば、自然言語でも伝わる。それに100%の形式はどうせ無理。常に必然的に宿命的に中途半端である。一方、命題の…

伝統的保守的な態度と超越機械

= を超越機械による真偽判定だとすると、次に常識的なことが成立する。 |= A または |=! A である。(|= の全域性) |= A かつ |=! A となることはない。(|=の二値一意性) |= A ならば、|=! ¬A である。(否定による反転) |= ¬A ならば、|=! A である。(…

何が覆されたのか/維持されるか

人類全体(の知的能力)を何個かのコンピュータだと考える。 命題は超越的には真偽が定まっている。 そのとき、真と偽をそれぞれ目標にした集団を2台のコンピュータのように考える。 歴史的な時間スケールで見れば、どちらかの集団が命題の証明を発見するだ…

機械の種類と実行時間

現実機械、理想機械、超越機械がある。現実機械は無視、理想機械と超越機械の実行時間を考える。 命題Pに対して、超越機械による実行時間τ(P)は、τ(P) = 0 超越機械=神 なので、あらゆる命題を瞬時に確定的に判断する。理想機械は、次の特徴を持つ。 メモリ…

語彙と構文、文法用語、意味論用語

構文的な対象〈テキスト〉が、 整形式〈well-formed〉 -- 文法に則っている。 解釈可能、可解釈〈interpritable〉 -- 値を(超越的には)求めることが出来る。有意〈significant | meaningful〉と同じ。 型つけ可能〈typable〉 -- 型を割り当て可能 型つけら…

多義語のまとめ

結局、多義語の意味をキチンと区別して分解して丁寧に解釈する。関数: 関数 基本テキスト 定義したテキスト 符号 名前 基本関数名 関数名 エントリーポイント/インデックス 関数記述 - ラムダ関数項 関数オブジェクトコード 関数本体式 - 項 関数本体コー…

関数の意味

関数名=関数記号=関数インデックス=エントリーポイント 関数=関数実体=関数名の意味=写像 関数定義=関数の定義体=関数のソースコード=関数のテキスト=関数の式 関数コード=コンパイルされた関数=バイナリの関数=関数のオブジェクトコード 関数…

プログラマへの注意とチューリング対象

計算的な万能性で、 選択肢1: 万能対象=万能コード領域 選択肢2: 万能対象=万能データ領域 が考えられるが、ノイマン方式の原理により コード領域=データ領域なので、通常は万能コード領域と万能データ領域は区別しない。Uが万能データ領域であることは、…

ベキク〈bekic〉の公式

まず、Bekicの発音、 https://www.howtopronounce.com/bekic/ ベキクでいいようだ。関連する記事は、 http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/20131001/1380609526 双コンウェイ圏の構造を探る http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/20080527/1211875554 注目…

Moflのキーワード

Minimum and Optimistic Functional Language はやめて、 Multi-Objective Fragile Languate にするか。手続き的機能 while, for, 破壊的代入 とかも入れたいから。fragileの解釈は「イイカゲンでチャンとしてない」。 if -- if式 then else end find -- fin…

Mofl(モフる)

Moflの背景圏Moflの背景圏はMofCatとする。MofCatはPtSet上の具象圏。PtSetnonsの部分圏とみなす。ただし、PtSetnons全体は必要なくて、PtSetnons≦ω内で議論する。 MofCatは、デカルト半環圏である。×, 1, + 0, <, >, [, ] MofCatは、クリーネスターを備えて…

火の鳥的な世界観

仏教なのかな? 非本質〈non-essential〉、無基底〈groundless〉 相互依存性 無限階層性 多様性 自由性 非本質と無基底は同じことだから、ひとつにまとめて無本質〈essence-free〉がいいかな。"-free"は「…から逃れている」「…を使わない」「…に頼らない」の…

帰納構造、帰納代数

帰納的構成はよく使うが、構成(生成)された後にできる構造の話。Xが生成された集合、Aが初期集合、ciがコンストラクタだとする。これらを、(X, A, c1, ..., cn) という構造だと考える。次の記法を使う。 X0 := A X+ := X\A 定義より、X = X0 + X+。X0の要…

言葉づかい、態度 3: 焦点

computational, computationally, computable を単に「計算的」で修飾するかも知れない。 計算的圏=計算可能圏 計算的集合=計算的圏の対象 計算的関数=計算的圏の射=計算可能関数 計算的圏は、高々加算な付点集合の圏に埋め込める。さらに、高々加算集合…

言葉づかい、態度 2

ゲーデル化をどうするか? その2 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 で、「コード」を問題にしたが、「述語」も大問題。 基本〈原子 | 原始〉述語記号〈述語名〉 定義された述語記号〈述語名〉 幾つかの変数を持つ論理式 論理式をボディに持つラムダ関数式〈ラムダ…

言葉づかい、態度

ほんとに深刻だよなー。 内容的な命題:人間が解釈し運用する命題 形式化された内容的命題: 記号化された内容的命題 符号化された命題: 形式化された内容的命題に脱符号化できるが、人間が解釈し運用することはない。 データ化された命題: 符号化された命…

結果の応用と、発想・手法の応用

「その定理の応用は何ですか?」と聞くとき、通常は「結果からどんな他の成果が派生しているか?」の意味だろう。だが、定理の証明や理論の構築時に使われた発想、手法が他で使われることもある。これも「応用」と言うなら、また違った見方/違った答え方が…