このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

火の鳥的な世界観

仏教なのかな?

  1. 非本質〈non-essential〉、無基底〈groundless〉
  2. 相互依存性
  3. 無限階層性
  4. 多様性
  5. 自由性

非本質と無基底は同じことだから、ひとつにまとめて無本質〈essence-free〉がいいかな。"-free"は「…から逃れている」「…を使わない」「…に頼らない」のような意味で使う。

多様性と自由性はあらずもがなだけど、念の為に入れてる感じ。本質を持たない無限階層な世界は非常な多様性を持ち、その多様性のなかからどれを選ぶかはまったく自由だよ、ってこと。

無本質性と相互依存性は、無限階層との関係で、垂直方向(タワー)と水平方向(単一のレイヤー)に分けて考えるとよい。

  1. 垂直無本質性 -- 特権的なレイヤーはない。
  2. 水平無本質性 -- レイヤー内に特権的なモノ〈thing〉はない。
  3. 垂直相互依存性 -- レイヤー間に依存性がある。
  4. 水平相互依存性 -- レイヤー内で、モノ間に依存性がある。

また、高次射の存在を保証する原理として、

  • 高次相互依存性〈higher interdependency〉 -- 依存性のあいだにも依存性がある。この関係は無限に続く。

スノーグローブ現象(原理)とマイクロコスモ原理は、たぶん同じことを言っている。

  1. モノの構造に、世界の構造が反映する。
  2. モノの構造は、そのモノと似た世界でしか定義できない。

モノの内部構造は、外部(環境)の構造なしには記述できないし、そうすると、環境の構造はモノの内部に必然的に反映されることになる。内部構造と外部構造の相互依存性だから、垂直相互依存性に含まれる概念かも知れない。

モノイドからスタンピングモナドを作り、その代数の圏を作ると、モノイドの表現の圏になる。モノイドの表現の圏からモノイドを再現〈再構成〉するには、強度〈strength〉を使う。一方で、忘却関手(ファイバー関手)を持つある種のモノイド圏(テンソル圏)からモノイドを再構成できる。

前段落の内容は、淡中双対だが、淡中双対は内部と外部の双対性なのかも知れないい。スノーグローブ=世界のイコンをどうやって作るか? あるいは逆に、モノの内部構造から対応する世界(環境)をどう作るか?