このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

フレイド圏と豊穣圏

"Generic Models for Computational Effect"でJohn Powerが指摘してること: J:C0→C1 という関手で、identity-on-object なものは、[→, Set]-豊穣圏の対象とみなせる。→ は、 {・→・} という圏。V-豊穣圏を作るには、Vが対称モノイド圏である必要があるが、[…

モノイドの加群のナーブ

A = (A, M, *) がモノイドM上の加群(AがM-集合)だとする。|C| = A、Mor(C) = A×M、dom(a, m) = a, cod(a, m) = a*m, (a, m);(b, n) = (a, mn) として圏Cができる。この圏のナーブを作ると、ナーブは単体的集合だが、これが加群Aのトランザクションの記述に…

アプリケーション領域

ドクトリン、アンビエント圏、derivatorにより構成される構造をアプリケーション領域と呼ぶことにする。基本的なことは、次に書いてある。 一般関手モデル:インスティチューションとの関係 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 D⊆Cat と、圏Presがあって、D(Cat(P),…

テンソル強度の一般論

必要だと思ってことが、「強度対、両側強度、可換性」に書いてあった。 強度対、両側強度、可換性 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編 可換強度、強モナドについては、 Circ-Kleisli構成のもっといい定式化 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編 強モナドって…

両モナドとアイレンベルク/ムーア構成とメイヤー加群

両モナド (F, G, β) があるとき、アイレンベルク/ムーア構成により両代数の圏が構成できる。アイレンベルク/ムーア両代数の圏の対象がメイヤー加群のはずだ。たぶん。

ひょっとして?

ネストトランザクションのオペレータキューイングと単体的な手法を使った力学系の(コ)ホモロジーって同じか? どっちにしろ圏のナーブになる感じだ。スピヴァックの単体的データベースとも関係しそう。

明日の

14時から。火曜は午前中かな。

コーツのderivator論文

モーリッツ・コーツ(Moritz Groth)のderivator論文を読んでいる。 http://www.math.uni-bonn.de/~mgroth/groth_derivators.pdf これは60ページくらい。216ページの学位論文よりはマシ。 http://www.math.uni-bonn.de/people/grk1150/DISS/dissertation-gro…

W.D. Dwyer

Dwyerは「ドワイヤー」に近い。→ http://ja.forvo.com/search/Dwyer/William G. Dwyer http://www3.nd.edu/~wgd/ さんのことです。

アプリケーション・モデルインスタンスの基本

関手モデルでは、圏Sがデータベーススキーマで、関手 F:S→Partial がデータベースインスタンス。関手指向アプリケーションプランニングでは、圏Sがアプリケーションスキーマで、関手F:S→Partial がアプリケーションインスタンス。って何も差がない。そう、差…

形式言語も関手圏?

アレ、アレレ?形式言語理論の言語は、列とかツリーとかグラフとかの集合だけど、結局は関手圏なのではないか。GとHがグラフのとき、GからHへのグラフ準同型の集合は、準同型を関手とみなしてよいので、関手圏 [G, H] となる。形式言語理論のたいていの問題…

derivatorの定義

ドゥニシャルル・シザンスキー(Denis-Charles Cisinski)とアムノン・ネーマン(Amnon Neeman)の "Additivity for derivator K-theory" http://www.math.univ-toulouse.fr/~dcisinsk/addkth.pdf より: Der-1 (Non-triviality axiom) D(Σ(i∈I | Xi)) → Π(i…

スピヴァックのアナロジー

感じとしては、こうだと思う。スキーマは空間だと思う。だから、ドクトリンは空間と連続写像の圏。空間Xの点の集合は|X|、Xは繋がり具合いも含めた情報を持つのでまー位相空間。ただし、今のところ1-複体のようなもので、高次セルは持たない(いずれは高次化…

スピヴァックのクエリーの圏と切断集合関手

Fがデータベースインスタンスで、Fのスキーマを S = Sch(F) とする。スピヴァックのリフティングクエリーの理論だと、Fのクエリーの圏 Query(F) が定義できる。Query(F) の対象は、四角形の図式だが、その一辺は、p:R→S という形をしている。このpがプローブ…

derivatorのopen/closeイマージョン

derivatorといえば、モーリッツ・コーツ(Moritz Groth)の学位論文が詳しい。216ページでとても読みきれんが。 http://www.math.uni-bonn.de/people/grk1150/DISS/dissertation-groth.pdf コーツは、ジョルジュ・マルツィニョティス(Georges Maltsiniotis…

型定義も制約述語もインスタンスも問い合わせも区別する必然性はない

ということを、またしてもスピヴァックから教わった。最近、gv:draw-data というコマンドを作ったのだが、データ(XJSONインスタンス)をグラフに描く。例えば、[@userNum 123, , "hello"] だと、次のようになる。もっと簡単な {"x":2, "y":2} だと次。gv:dr…

色気に惑わされる

これは象徴的、あるいは比喩的な絵だ。以下の話も比喩的だ。ノードと辺(矢印)からなるグラフを色塗りしている。各ノードは別な色にして、辺も塗り分けてある。二通りのルールで、辺を彩色している。どのようなルールかは簡単に推測できるだろう。色の選び…