このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

コーツのderivator論文

モーリッツ・コーツ(Moritz Groth)のderivator論文を読んでいる。

これは60ページくらい。216ページの学位論文よりはマシ。

コーツはderivatorの定義域は一律にCatにしていて、図式の圏は定義してない。derivatorの定義も簡略化している感じだ。

  1. 2つの圏に対する指数法則。任意個数の圏に関するものではない。
  2. 同型が点ごとの局所的同型で判断できること。(f:X→Y) in J が同型 ⇔ ∀j∈|J|.[(fj:Xj→Yj) in D(e) が同型]
  3. 引き戻し関手(逆像関手)の左・右随伴が存在すること。
  4. ホモトピー極限/余極限が同型を導くこと。

最後の条件はよく分かってない。が、他の人の条件に比べると簡素化されている感じだ。