このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

2012-01-01から1年間の記事一覧

『バイオハザードV: リトリビューション』

『バイオハザードV: リトリビューション』を観た。このシリーズ、映画としての出来はIIが一番良くて、そのあとはなんか劣化している印象がある。しかし、僕にとっては別にまーそれでもいいし、それでも『バイオハザード』は見に行くのだ。なぜなら、もうホラ…

コマンドラインで色々

[追記]ヘボイが、misc::browser:show でいちおうブラウザに出せる。[/追記]最近使った例 gen:sample wsgi:Request gen:sample --occur=min --string=implied wsgi:Request gen:sample wsgi:Request | wsgi:req-to-env // 通常はエラーする try --wall=superh…

リソースとトリガー

アプリケーション、モジュール、コマンド/型などがメタオブジェクトグラフ(モグラ)に存在するのだが、リソースとトリガーはどうも異質だ。異質だから、取り扱うときの心構えは変える必要がある。以前、なんかモタモタしていたのは、リソース(クラスとイ…

ソフトウェアにおける change-of-base

加群の理論だと、The change of base of a module M のような言い方をする。これと、ぶっちゃけ何の関係もないが、雰囲気的に近い概念。あるソフトウェアAが、ライブラリLに依存して作られているとき、LをL'に置き換えてAを動かすことが change-of-base 。多…

オープングラフを使った理論

これは重要だと思う。 Title: Open Graphs and Monoidal Theories (Submitted on 18 Nov 2010) Authors: Lucas Dixon, Aleks Kissinger URL: http://arxiv.org/abs/1011.4114

branch非決定性制御構造 : ランダムウォーク

branchで非決定性の選択をする。forwardと組み合わせると、有向グラフ上のランダムフォークが簡単に書ける。 command foo :: string -> never { ["reached at foo, from ", pass] | text:concat | cout; "foo" | forward hub };command bar :: string -> nev…

インスティチューション指標圏の直和と構文構成モナドのクライスリ圏

Σ、Δが指標とする。Expr(Σ) がΣから構成される式の集合だとする。Exprはモナドになるので、指標圏をモナド付きの圏と考える。このモナドのクライスリ圏の反対圏を考えると、これは「定義の圏」となる。それで、定義の圏においては、指標の直和 Σ+Δ が直積を…

ニセWebの作り方

Catyのドキュメンテーションに含めるつもりの記事(の下書き)。「CatyのWeb処理: Webフィーチャとメタプログラミング」の続き。Catyにとって、マゾ・テストは大きな目標だった*1。マゾ・テストを想定しないと、Catyの設計判断は理解できないだろう。例えば…

CatyのWeb処理の背景

ひとつ前の記事「CatyのWeb処理: Webフィーチャとメタプログラミング」の背景の理屈を少し追加説明しておく。メモ書き程度だが。背景は、入れ子の、あるいは多段のインスティチューション。いろいろな圏が出てくる。 Graph -- 有向グラフの圏。自己ループも…

CatyのWeb処理: Webフィーチャとメタプログラミング

Catyのドキュメンテーションに含めるつもりの記事。CatyのモットーはできるだけWeb処理をやらないことだ。Webフレームワークとか言いながらも、一般的な言語処理の機能内でついでにWeb処理をしてしまう形態を理想としている。「Web特有の機能を付けない」「W…

行列計算のネタ

本編に書くかも知れない。 行列とは何か、どう捉えるか。 ナニカを長方形格子の形に配置したモノ 格子の形状は I×J 。I、Jがインデックスセット。 配置するナニカが係数(成分、要素) 一般化:形式テンソル、多重行列、係数はコンパクト閉圏 一般化:無限イ…

いくつかのキーワード: KoNSとサービス転送オブジェクト

クライアント/サーバーシステムで、クライアント側状態の遷移をする際に、「次にどこに遷移すべきか」あるいはむしろ「次に遷移するために何をなすべきか」の知識がいる。この知識を Knowledge of Next Step、略して KoNS と呼ぼう。問題は、KoNSを誰が持っ…

プロ関手と行列とコボルディズム

何度も「気付いた」と書いている気がするが、、、、プロ関手は行列の拡張概念だと思う。インデックスのセットを増やして、三重四重のインデックスを持つテンソルのようなものを考えても、本質的に次元は増えないとかつて書いた。そうやっても、点は点だし、…

NetworkX(主にDiGraph)の使い方 (3)

GがNetworkXのグラフだとして、 G自体がノードイテレータとして使える。例: [n for n in G] G.graph でグラフ全体の属性を得られる。 G.node でノードセットを辞書の形で得られる。 G.edge でエッジセットを辞書の形で得られる。 G.nodeのキーがノードで、…

プログラムの行列計算 その0.5

とりあえず二部グラフに対応する行列の場合に定式化する。 二部グラフより複雑な有向グラフの場合も考える。 二部グラフより複雑な場合も行列計算に帰着する。 ポートとポートバインディングを考える。 行列より一般的なテンソル計算を考える。 インデックス…

プログラムの行列計算 その0

とりあえず、クライアント/サーバーのときの事実をメモしておく。Cはクライアント側エンドポイント(状態、境界オブジェクト)の集合、Sはサーバー側エンドポイント(アクション、コントロールオブジェクト)の集合とする。CとSは排他的になっている。CとS…

森田童子は女性だった

今まで(2012-09-16T17:53のあたりまで)僕は、森田童子は女性のような声の男性だと思っていた。彼、じゃなくて彼女ももう60歳だ。

リクエストディスパッチの構造

イカンイカン、イカンイカンイカン!!形式化/抽象化をしないと、いつまでたってもハッキリしないグダグダ状態が続く。リクエストディスパッチの基本は、いちおう「集合と論理の練習問題: ツリー状の集合族 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 」に書いた。僕はオ…

『最強のふたり』と1977年と浮かれた時代

『最強のふたり』については感想を書きたいが、いずれってことで、使われている音楽とそれから連想した色々。主人公のドリス(物語のなかでも本名じゃない)は、「クール・アンド・ザ・ギャング」と「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」がいいとか言う…

『タイムズスクエア』

『タイムズスクエア』(Times Square)、1980年か。僕は25歳前後だよね。何してたんだろう? 一番イイカゲンな時代じゃないかな。何かしているようなしてないような。六本木で働いていたのは確か。ストーリーはサッパリ憶えてない。音楽狂の15歳の少女ニッキ…

歯の治療

歯医者さんで、以前の並セラミックの被せ物をジルコニアに交換してもらった。ジルコニアってのは新しいテクノロジーで優れものらしい。

モーガン・フリーマン

『ダークナイト ライジング』のルーシャス・フォックス役、『ウォンテッド』のスローン役だが、1994年『ショーシャンクの空に』(The Shawshank Redemption)のエリス・ボイド・"レッド"・レディング(Ellis Boyd "Red" Redding)役もモーガン・フリーマンだ…

『シティ・オブ・メン』

『プロメテウス』は最近見た映画だが、2008年8月に日本公開されたブラジル映画『シティ・オブ・メン』の話。ロンドンオリンピックが終わって、次はブラジルだ。その前にワールドカップ・ブラジル大会もある。ファベーラと呼ばれるスラム街がやはり問題になっ…

『プロメテウス』

ネタバレ。「リドリー・スコットも老いたか?」ってのが僕の感想。SF映画としてつまらないわけじゃないし、ビジュアルも見応えがある。だが、『エイリアン』『ブレードランナー』を知っている僕としてはチョット … …。ギーガーの有機物っぽいデザインとか人…

モノイドと加群と圏の自由積

C[M] を、モノイドMによる更新モナドのクライスリ圏として、 C[M + N] = C[M]*C [N] という指数法則は成立しそう。ただし、形がそれらしくなるように、モノイドの自由積をプラス記号で、圏の自由積をアスタリスクで書いている。モノイドの自由積、加群の自由…

CatyScriptとデカルト半環圏

デカルト半環圏 dom -- 入力型 cod -- 出力型 id -- pass 結合 -- パイプ、セミコロン 直積 -- 配列、オブジェクト、タグ付きデータ 直積単位 -- null、undefined、その他シングルトン 直和 -- when, case, cond 直和単位 -- never リスト構造 リスト型 -- […

更新モナドの指数法則

M, Nなどはモノイドとして、モノイダルスタンピングモナドを更新モナドとも呼ぶことにする。Catyの更新ファシリティ(updates, usesで宣言される)はすべて更新モナド。Mによる更新モナドのCベースのクライスリ圏を C[M] と書くことにすると: C[1] = C C[M×…

圏の自由積

C, Dが圏だとして、全射 (|C| + |D|)→X がある状況で考える。この全射は融合和(amalgamation)だ。融合和の連結部分があるので、Cの射とDの射を繋ぐことができる。いったん、自由圏を作って縮約できるものは縮約して正規化すると一意な表現が得られる。こう…

tryは関手にはならない

言語仕様はtry/catchとしたが、やはり単独のtryを考えたほうが扱いやすい。が、注意すべきはtryが関手にはなってない点だ。関手ではないが圏論的オペレーター。他の例: eachは、each(f;g) = each(f);each(g) の意味で関手性を持つ。クライスリ埋め込み関手…

入れ子の加群

安易に「入れ子の加群」とか言っていたが、少なくとも二種類ある。MとNがモノイドでSが集合のとき: SはM作用を持つ。 MはN作用を持つ。 このとき、入れ子の加群だが、「MへのN作用」が問題。 Mを単なる集合(忘却する)とみての作用 Mをモノイドとみての作用…