このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

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『シティ・オブ・メン』

『プロメテウス』は最近見た映画だが、2008年8月に日本公開されたブラジル映画『シティ・オブ・メン』の話。

ロンドンオリンピックが終わって、次はブラジルだ。その前にワールドカップ・ブラジル大会もある。ファベーラと呼ばれるスラム街がやはり問題になっているらしい。ファベーラは固有名詞じゃなくて、リオデジャネイロなど(「など」か?)にたくさん存在するスラム街の総称。確かNHKの番組で「ホシーニャ」(固有名詞)を取り上げていたと思う。

『シティ・オブ・メン』では、リオ最大のファベーラのロッシーニャが舞台。2003年の映画『シティ・オブ・ゴッド』がファベーラの話で、同じスタッフが『シティ・オブ・メン』を作ったらしい。『シティ・オブ・ゴッド』は見てない。連続性はないみたい。地下鉄日比谷線恵比寿駅の出入口に『シティ・オブ・メン』の広告が貼ってあって、それで観に行った。日比谷線恵比寿駅の広告はけっこう僕には効果がある。『鉄男』とか『ゼブラーマン』も駅の広告がキッカケ。

『シティ・オブ・メン』は、日本で言えばヤクザ映画に相当するのだろう。リアルではあるが、それほどショッキングではない。ストーリーも陰惨って程じゃない。それなりの明るさがある。映像もキレイだ。いや、汚い街を取っているのだが美しいとでもいうか。いい映画だったな、と思う。