Elgotダガー
Elgotダガー(Elgot反復オペレータ)は、Conwayダガーとは本質的に異なる。トレースで書き下してみる。
θAを始対象からAへの唯一射として、∇は余デカルト積+に関する余対角だとして、f:X→A+XのElgotダガーは次のように書ける。
- TrXA,X(((θA + X) + f);∇A+X)
トレース概念は自己双対(self-dual)で、C上のトレースはCop上のトレースも与えるので、Elgotダガーの双対形も書ける。
- TrXA,X(ΔA+X;((!A + X) + f))
しかしやはり、余デカルト圏の定義が自然なようである。(Conway不動点も、余不動点Tr(∇;f)の形式で書けるが自然ではない。)