特異ムーア矩形/球体
R = [0, r1]×...×[0, rn] をムーア矩形として、R|0 := [0, r1]×...×[0, rn-1]×{0} とする。始点、底辺、底面(床)の意味になる。
∂(R|0) は底面矩形の境界になる。∂(R|0)×[0, rn] をRの側面と呼ぶ。側面での値が、底面矩形∂(R|0)での値の自明拡張になっているような特異ムーア矩形を「側面で自明」と呼ぶ。
特異ムーア矩形が側面で自明で、底面に制限したものがまた側面で自明で、さらにそれを底面に制限したものが側面で自明で、… のとき、特異ムーア矩形は球体的〈globular〉と呼ぶ。
球体的特異ムーア矩形を、特異ムーア球体〈singular Moore globe〉と呼ぶ。
特異ムーア矩形/球体は、高次の箙やストリクト圏の例を提供する。