もう少しでモノイドな代数系
結合律と左単位律を満たし、右単位律を満たさない例を見つけた。基点付き集合の直和の圏で考えるのだけど、他の圏でも出来るかもしれない。
(A, ⊥A), (B, ⊥B) などを基点付き集合圏の対象として、直和は、AとBの集合直和を作って基点⊥Aと⊥Bを同一視した新しい基点とする。
1を基点付き集合とみなした単元集合とすると、これは直和のモノイド単位となる。唯一の射 iA:1→(A, ⊥A)を単位として、乗法 m: (A, ⊥A) + (A, ⊥A) → (A, ⊥A) を、余タプル [0A, idA] で定義する。
- 0A = !A;iA : A→A
- idA : A→A
(A, iA:1→A, m:A+A→A) は左単位律と結合律を満たすが右結合律を満たさない。left almost-monoid という感じ。