可測空間の分離性と可算性
- THE FACTORIZATION OF THE GIRY MONAD
- KIRK STURTZ
- https://arxiv.org/pdf/1707.00488.pdf
に、可測空間の分離性〈separability〉について書いてある。位相空間のT1分離性と似た話。分離性がないと、ジリィモナドの単位 ηX:X→G(X) が単射になってくれない。
同じくスターツの
- Quantifiers as Adjoints in Probability
- Kirk Sturtz
- https://arxiv.org/pdf/1208.2938.pdf
微妙に違う感じがする。
ここに、決定性とクリスプの関係がある。次が同値。
- 確率関係〈単位拡散〉が、可測関数fから作ったδfである。(クリスプ)
- 確率関係が、確率述語として0か1の値しか取らない。(決定性)
ただし、これを示すには可測空間が可算基底を持つ必要がある。また、決定性の(クリスプな)確率関係であっても、それを表現する可測関数が一意にあるとは限らない。一意性には分離性が必要な気がする。