このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

Δ-複体構造

https://arxiv.org/pdf/0809.4221v5.pdf の "2.4 Delta sets and Delta maps" に出てくるΔ-setと、http://math.arizona.edu/~rwilliams/SingularHomology.pdf に出てくるΔ-複体は違うようだ。Δ-複体構造を持つ多様体は扱いやすいと思う。「Δ-多様体」と呼んでもよさそう。

Δ-複体構造とは:

  1. Iを添字の集合として、α∈I。n = n(α) :I→N という次元関数が備わっている。
  2. Xは位相空間
  3. α∈I ごとに、連続写像 σαn(α)→X がある。
  4. σαをΔnの内部に制限すると単射連続写像。内部への制限はσと書く。
  5. Xの任意の点xについて、x∈Im(σα) となるαが一意に存在する。
  6. σαの単体辺への制限は、適当なβでσβになっている。
  7. A⊆X が開集合なのは、各σαによるAの逆像が開集合のときで、そのときに限る。