入れ子とシャドーイングとモノスパンの圏
シャドーイングの問題 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編の続き。
入れ子 Σ | Δ があるとき、シャドーイングがあろうとなかろうと、Σ←Σ'→(Σ' + Δ) ができる。この事実から、一段階の入れ子はスパンで表現できることがわかる。一般のスパンではなくて、両脚がモノになっている。よって、入れ子=モノスパン。モノスパンと貼り合わせデータはまったく同じ。
指標の圏をベースに、そのなかのモノスパンの圏を考える。対象は同じく指標で、射をモノスパンとする。入れ子の場合は自然に方向(親から子)が決まるので、モノスパンの方向(脚の左右または前後)も自然に決まる。
入れ子の平坦化がモノスパンの余ファイバー和だから、モノスパンの系(モノを辺とするグラフ)があるとき、それをダイヤグラムとみて余極限ができる。余極限だからup-to-isoで一意。
これは、任意の入れ子構造(ツリー状の階層)に対して、平坦化がup-to-isoで一意に存在することになる。up-to-isoはup-to-renameなので、名前の違いを除いて一意となる。