ヤッパリなんかオカシイ
オカシイ、オカシイ。
除去規則(elim rule)がIsar satement formatだとobtainsで書かれる。これはオカシくはない、つうかまっとうなんだが、逆に通常の除去規則の書き方はいったいなんなんだ? ということになる。
disjEの例だと:
- ?P ∨ ?Q ==> (?P ==> ?R) ==> (?Q ==> ?R) ==> ?R
これが生のPureルールシェマ(ルールスキーム)。シーケント風に解釈すると:
- P ∨ Q, (P ==> R), (Q ==> R) |- R
どうやって解釈したかと言うと:
- 一番右に出現する ==> は |- と解釈する。
- トップレベルの含意はカンマによる併置と解釈する。
- 残った==>はそのままにして、自然演繹による証明図の部分図と考える。
Isar satement formatだと、
fixes P :: "bool" and Q :: "bool" assumes "P ∨ Q" obtains "P" | "Q"
P∨Q を仮定した(assumes)状態で、
- (P ==> R), (Q ==> R) |- R
が言える。これをもって、PまたはQが得られる(記号「|」は外側構文)と言う。Isar statement formatのほうがマトモだが、マトモでないdisjEから、どうやってIsar satementを作り出すのだろう?
もとのPureの論理式を普通に解釈してIsar statementが出てくるとは信じがたい。なんかトリックがあるはずだ。