このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

2008-07-02から1日間の記事一覧

ポッツ模型やらイジング模型やらと彩色多項式

分配関数はスピン配位(状態)の実現確率の規格化(分母)に使うようだ。指数分布ってのがどうもわからんが、ともかくも、状態σが実現する確率 W(σ) (なぜかPじゃなくてW)が次の形で与えられる。 (1/Z)exp(-E(σ)/kT) Eは状態σのエネルギー、k = kβがボルツ…

スケイン関係式

スケイン関係式が、そもそも用語として意味不明だった。すこし調べた。まず単語「スケイン (skein)」だが、和訳は「かせ」、「一かせの毛糸」とかの用法がある。毛糸を束ねてグリグリとねじったのが「かせ」らしい。ストランドもブレイドも髪の毛と関係ある…

ブレイドやタングルの表現とマルコフ・トレース

環(多元環)上の加群が、その環の線形表現と同義であるのと同じように、ブレイド付き圏(braided category)は、ブレイド圏の表現と同義だ。 対称付き圏(対称モノイド圏) = 対称の圏(置換の圏)の表現 ブレイド付き圏 =ブレイド圏の表現 対称コンパク…

続・一般ブラケット

ブラケットの公理は、トゥラエフのΨ移動、ヤンキング、ヤン/バクスター関係式だった。∇がV上の非退化双線形形式、RがV×V上の可逆オペレータ(R行列)として、次を要求する。IdはVの恒等、×はテンソル積、R'はRの逆。 (R×Id);(Id×∇) = (Id×R);(∇×Id) [Ψ移動 …