ポッツ模型やらイジング模型やらと彩色多項式
分配関数はスピン配位(状態)の実現確率の規格化(分母)に使うようだ。指数分布ってのがどうもわからんが、ともかくも、状態σが実現する確率 W(σ) (なぜかPじゃなくてW)が次の形で与えられる。
- (1/Z)exp(-E(σ)/kT)
Eは状態σのエネルギー、k = kβがボルツマン定数、Tが温度。exp(-1/kT)をc(たぶんcは1より小さい)と置くと、(1/Z)cE(σ) の形。全体の確率を1にするために、cE(σ)をσ全体に渡って足したモノがZ。
σの値が1の累乗根、とくに{1, -1}を動くとして、J(i, j)が各ボンドに与えられた結合定数だとして、E(σ) = -Σ([i, j]はボンド(辺): J(i, j)×σ(i)×σ(j)) がイジング模型らしい。ポッツ模型は、ボンドごとのエネルギーが δ(σ(i), σ(j)) の形だったからちょっと違う。
それはそうとして、グラフの頂点彩色多項式は、色数nに関する漸化式で定義できる。これがスピン値の個数がnである分配関数と似てるのは確か。グラフのユニバーサル(中間点グラフ)を描いて、点で接する境界を持つ島国(海がある)達の地図だと思う。この地図の国をn色で塗り分ける仕方が彩色多項式で与えられる。漸化式はスケイン関係式に似てる。
が、ハッキリしたことはわからんわ!