このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

2006-06-03から1日間の記事一覧

スタンピング

モノイド圏に(コ)モノイドがあれば、それを使って(コ)モノイダル・スタンピングにより(コ)モナドができる。この方法は、安直だが、けっこう役に立つ。例えば、∇: 1 + 1 → 1 を余対角(folding)とすると、これはモノイドになる。モノイダル・スタンピ…

ゴールドブラッド双対

Σが余代数指標だとして、Σ余代数が普通に定義できる。ところが、Σから代数の仕様を作り出すことができる。そして、そのΣ代数のモデルはBAOになる。BAOは、余代数の状態空間上の述語(部分集合)のブール代数であり、余代数の遷移(アクション)を様相オペレ…

確認できたこと

上のXにおいて、X(A, B)は圏になり、X全体は二圏となる。 X(A, B)は余代数の圏とみなせる。 X(A, B)が余代数の圏になるのは簡単だった。H(S) = HA,B(S) = [T(A), P(T(B), S)] とする。余代数f:S → H(S)があれば、それは f:T(A)×S → P(T(B)×S)とみてよい。つ…

身近なトランスデューサ:文字のエンコード

Aを文字(とりあえず文字番号、またはコードポイント;最近はコードユニット?)だとして、Bはバイト(8ビット・コンビネーション)の集合だとする。エンコーディングがA→B*という関数で与えられというのは嘘で、それはISO-2022-JPを考えれば明らかだろう。…

確認すること

次を確認するには、紙と体力を使うしかないのだろう、ヒエー。 参考→Circ-Kleisli構成 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編 Cが対称モノイド圏、T, PがC上の強モナドで、PはT上に分配する。この状況で、適当な圏Xがあって、|X| = |C|、X(A, B) ≒ {すべてのSに…

文房具

コクヨ セレクションパッド レ-511N -- B4で10mmの方眼。方眼は薄い水色なのでコピーやスキャンでは写らない。\420、高い。 コクヨ Expedient notebook Γ64° -- こっちはB5、完全に罫なし。リング式なので、シート一枚ずつ使える。

トランスデューサの圏論的解釈とか

「ホーア4つ組の定式化」(ホーア4つ組の定式化 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編)で、次の状況を考えた: Aを入力アルファベット、Bを出力アルファベット、Sを状態空間とする非決定性トランスデューサは、A*×S → Pow(S×B*) で表現できる。A|→A* はモナド…

キャット(KAT)とバオ(BAO)を統合できないか

KozenのKAT(Kleene Algebra with Test)は、ブール半環上のベキ等半加群として再定義できる。一方で、異なる状態空間のあいだの遷移を認める形でKleene圏を定義できる。KATとKleene圏の統合は、ブール半環を対象として、A, Bのhom-set K(A, B)として左A-右B…