n-圏の深さ
深さを定義するためにn-集合を定義した。n-圏に深さが定義できるとは限らないが、深さが定義できる場合は:
- Cがn-圏(n = 0, 1, ...)のとき、Cのすべての対象(0-射)がd-集合(d = 0, 1, 2, ...)のとき、dをCの深さと呼ぶ。
例えば:
- アトムだけからなる集合は、深さ0の0-圏である。
- 深さ2の0-圏とは、2-集合からなる集合なので、圏からなる集合
- 深さ3の1-圏とは、3-集合からなる圏なので、2-圏の圏だが、1射=2-関手しかない。
n-圏がスタンダードであるとは、n-圏の深さが1以上で、そのk-射が(n, k-1)-変換手で与えられるとき。スタンダードなn-圏に忘却関手を持つようなn-圏は具象n-圏となる。