ハイパーインスティチューションの構造を整理:マトリックス
ハイパーインスティチューションは、3×3のマトリックスで整理できる。縦横どう書くかは自由だが、3ロール×3レイヤーと呼ぶ。
- ロール: ベース(Base)ロール、論理(Logi)ロール、モデル(Mode)ロール
- レイヤー: アンビエント(Ambi)レイヤー、計算(Comp)レイヤー、セオリー(Theo)レイヤー
マトリックスの成分(欄)には圏が入るが、圏の名前は、
- レイヤー名ロール名
以下に列挙。
↓レイヤー\ロール→ | Logi | Base | Mode |
---|---|---|---|
Ambi | AmbiLogi | AmbiBase | AmbiMode |
Comp | CompLogi | CompBase | CompMode |
Theo | TheoLogi | TheoBase | TheoMode |
Logi→Base←Mode という双ファイブレーション(同じベースを持つ2つのファイブレーション)があり、その双ファイブレーションがインスティチューションになっている。それぞれ、アンビエント・インスティチューション、計算インスティチューション、セオリー・インスティチューション。
AmbiLogi→AmbiBase というファイブレーションは、アンビエント・ハイパードクトリンから作られたファイブレーションになる。ハイパーインスティチューションは、与えられたハイパードクトリンから、適切な拡張法(構成法)で、可能な限り拡張した構造を持つ。したがって、ハイパードクトリンに対して、最小な(自由な)ハイパーインスティチューションはup-to-isoで一意的に決まる。
出現順では:
- AmbiBase : Ambient Base Category
- AmbiLogi : Ambient Logic Category
- AmbiMode : Ambient Model Category
- CompBase : Compute Base Category
- CompLogi : Compute Logic Category
- CompMode : Compute Model Category
- TheoBase : Theory Base Category
- TheoLogi : Theory Logic Category
- TheoMode : Theory Model Category
6つあるファイブレーション(の射影)は次の名前で呼ぶ。
- AmbiLogiToBase : AmbiLogi → AmbiBase
- AmbiModeToBase : AmbiMode → AmbiBase
- CompLogiToBase : CompLogi → CompBase
- CompModeToBase : CompMode → CompBase
- TheoLogiToBase : TheoLogi → TheoBase
- TheoModeToBase : TheoMode → TheoBase
ディヴィジョニング
大ディヴィジョニング:
↓レイヤー\ロール→ | Logi | Base | Mode |
---|---|---|---|
Ambi | AmbiLogi 0,1,2 | AmbiBase 0,1 | AmbiMode 0,1 |
Comp | CompLogi 0,1,2 | CompBase 0,1,2 | CompMode 0,1 |
Theo | TheoLogi 0,1,2 | TheoBase 0,1,2 | TheoMode 0,1 |
だと思われる。詳細不明。
小ディヴィジョニング=パラメータ付きディヴィジョニングは、ファイブレーションのトータル圏のなかで、ファイバー(垂直圏)ごとにディヴィジョンを切った場合のディヴィジョニングのこと。大ディヴィジョンは有限個だが、小ディヴィジョンは通常は無限個になる。
ディヴィジョン名の暫定構文は、
- 大ディヴィジョン: 圏名_次元数
- 小ディヴィジョン: 圏名[ベース圏の対象]_次元数
プロファイリング
プロファイリングとディヴィジョニングは若干の重複がある。0-射〈対象〉のプロファイリングはディヴィジョニングと一致する。小ディヴィジョニングは、プロファイリングの一種と捉えてもたぶん問題はない。
項、環境、クロージャ、評価
項〈式〉の定義と、項を環境内で評価すること。項と環境をパッケージしたデータであるクロージャなどを定式化する必要がある。in-the-largeレベル(大局的プログラミング)でも定義が必要。