両側オートマトンの課題
参考文献:
- Title: A Relational Model of Non-Deterministic Dataflow
- Authors: Thomas T. Hildebrandt, Prakash Panangaden, Glynn Winskel
- URL: https://www.cl.cam.ac.uk/~gw104/journalbib.pdf
- Pages: 36p
↑ヒルデブラント、パナンガデン、ウィンスケルという大家の著作。
- Title: Simulation equivalence of automata and circuits
- Author: Miklo's Bartha
- URL:http://www.cs.mun.ca/~bartha/linked/afl08.pdf
- Pages: 14p
↑シミュレーションについて書いてある。
- Title: Synchronous Machines: a Traced Category
- Authors: Marc Bagnol & Adrien Guatto
- URL: http://www.normalesup.org/~bagnol/drafts/synchronous-machines.pdf
- Pages: 15p
↑色々とマズイ所がある論文だが、参考になる点も。
- Title: Categorical Structure of Asynchrony
- Autor: Peter Selinger
- URL: http://www.mathstat.dal.ca/~selinger/papers/catasynch.pdf
↑セリンガーの読みやすい論文。
課題は:
- 横1セルの圏と縦1セルの圏が、どちらも射が集合であり、結合が集合演算になっている圏だが、厳密には圏にはなってない。弱圏のひとつだが、集合のisoが同値(equivalence)を与えるようなE集合(正確には亜群)を台集合とするような結合で、法則がup-to-isoで成立(厳密ではない)になっている。このことを正確に調べる。
- ベースになるモノイド積に状態空間の直和と直積がある。この2つのモノイド積のバリアントに関して余単位、対角、単位、余対角を探す。
- 双オートマトン(集合圏の双加群)は、実はやっぱり関係があるような気がする。双加群のバランス法則は、作用の可換性で、遷移の非干渉を表しているのではないか。双加群のテンソル積がグリッド積=直列化IO結合なのではないか?
- 弱模倣の圏は、弱双模倣を弱同値として弱同値付き圏になるのではないか。そのとき、ホモトピー圏はどうなる?
- 弱模倣=非決定性コンパイルは、なんらかのモナドのクライスリ射ではないか?
- たくさんの交替律を書き下す。
- 行列と型式テンソルで表示してみる。