アーベル圏手前
加法圏とプレアーベル圏
核
注意:記号の雰囲気を合わせるため、domをDomと表記する。
- 核の定義:ker(f) = (f と 0 の等値核)、Ker(f) = Dom(ker(f))
- 核の定義の言い換え:fをゼロ化する射のなかで普遍的なヤツ
- 核はモノである。
- 別な核の定義:fをゼロ化するモノ(ヤツじゃなくてmono)のなかで弱普遍的なヤツ。「弱」は存在の一意性を除いた主張。
- fがモノなら、ker(f)はゼロである。
- ker(f)がゼロなら、fはモノである。
- ゼロの核は同型である(意外と難しい)。
余核
双対です。
像と余像
射に平行に誘導された射
- f:A→B に対して6頂点の系列を作る。
- 「核の余核」と「余核の核」を付け加える。
- Coker(ker) から B への対角線が一意に決まる。
- Coker(ker) から Ker(coker) へのfと平行な射が一意に決まる。
一般に、この誘導された射が同型である保証はない。