点/余点じゃなくて粒子/余粒子
Cが圏のとき、対象Xを固定して、HomC(X, -) = C(X, -) は集合圏への関手となる。この関手をX∧とする。同様に、HomC(-, Y) = C(-, Y) は集合圏への反変関手となる。こっちはY∨。
対象Aに対して、X∧(A) は集合で、Xをベースとする点の集合、あるいはX-点(X-point)の集合と呼ぶことがある。同様に、Y∨(A) は、Xを余ベースとする余点の集合、あるいはX-余点(X-copoint)の集合。
だが、どうも「点」という言葉をこのように使うのは違和感があるような気がする。次のように呼んではどうか。
- X∧(A) は、XをシェープとするA内の粒子の集合;X-粒子(X-particle)の集合
- Y∨(A) は、Yを余シェープとする余粒子の集合、あるいはX-余粒子(X-coparticle)の集合
例えば、X = S1 として、S1-粒子の集合。なんか物理っぽいし、違和感が少ないと思う。点というとなにか絶対的なアトムな感じがするが、粒子なら色々あってもいいと思える。