このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

ジョーンズ/カウフマン理論

ジョーンズ多項式関係をカウフマンが整理した体系をジョーンズ/カウフマン理論と呼ぶことにする。

その構成要素は:

  1. ライデマイスター移動 (背景にライデマイスターの定理)
  2. アレクサンダーの定理
  3. マルコフの定理とマルコフ変形(マルコフ移動)
  4. トレースのマルコフ性
  5. マルコフ・トレースの定義
  6. ブレイドの表現とマルコフ・トレース
  7. 捻れ数
  8. ジョーンズ多項式とマルコフ・トレースの関係

注意すべきことは、無向/有向で定義が少し違うこと。トレースのマルコフ性質が tr(xσn) = τ・tr(x) 以外に tr(xσn-1) = τ-1・tr(x)ってのもあること(イマイチよくわからん)。

定数τ(ループ乗数)をどこにいれるか、とか係数環を何にするか、などの差も影響する。けっこう注意を要する。