このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

2013-04-12から1日間の記事一覧

関手柱圏

F:C→D が関手のとき、関手Fの関手柱圏(functor cylinder category)というものを定義する。図形的な雰囲気が、CとDを上面と下面(底面)として、Fが母線群を形成する柱体を連想させるのでこの名前にした。Cylinder(F)、より詳しくは Cylinder(F:C→D) と書く…

ピグマリオン症候群、標準化、関手嫌悪

記憶が曖昧だが、ブルーバックスのJ.L.シンジ・著『相対性理論の考え方』のなかで、著者はピグマリオン症候群という言葉を使っていたと思う。戯曲に出てくるピグマリオンは、自分の作ったビーナス像に恋をしてしまったとか。物理の文脈だと、理論的モデルに…

関手と圏の拡張とRPC

Gが圏の表示、Cat(G) = C だとする。関手 F:C→D は、Φ:G→D で表示できる。(正確には、Dに忘却関手を働かせるが。)Fの代わりにΦを使えば記述はだいぶ楽になるのだが、そもそも「関手」という意識を薄めたい。グラフの操作として直和 D' := D + G を作って、…