このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

2008-08-29から1日間の記事一覧

自然基底と計算用基底

ダガー・コンパクト閉圏のダガー・フロベニウス代数を扱う場合などは、フロベニウス構造から決まる自然基底(古典集合、古典空間)があるから、これと計算用に人為的に取った基底は区別する必要がある。natural baseとcomputational base。

ストリートの用語法と記法

Ross Streetの"Frobenius algebras and monoidal categories"から。モノイド圏の構造を与える自然同型は constraints。 associatvity constraints and unital constraints unit constraints とも書いている。 A duality A -| B とは、α:A×B→I, β:I→A×B でジ…

等長写像と部分埋め込みの圏

クックは、関係の圏とヒルベルト空間の圏が似ていると言っている。ヒルベルト空間の等長写像は、部分埋め込み(部分的に定義された単射)と似ている。付点集合を考えて、未定義部分は零(pointedのpointのこと)で吸収すると、部分埋め込みと同値な圏ができ…

古典的とは可換代数か?

クックやパヴロヴィックによると、「古典対象=ある種のフロベニウス代数」ということだ。余可換な余積は双対を取れば可換な積となる。つまりは、可換代数が古典的と考えればいい。ゲルファンドなどの表現論だと、可換代数は点(基底と考えてよい)を持つか…