有極集合チーム
Tが有極集合チーム〈polarized set team〉とは、¬:T→T と P:T→{+, -} と、IごとのσI:I→¬I があって、
- I, J∈T ⇒ I∩J = 空集合 --- 無共分
- ¬は不動点を持たない対合である。 --- ¬の対蹠性
- P(I) = '+' ⇒ P(¬I) = '-', P(I) = '-' ⇒ P(¬I) = '+' --- 反転性
- (σI)-1 = σ¬I --- トグル性
このとき、(I, ¬I, σI) は有極集合対になる。P(I) = '+' の場合の (I, ¬I, σI) を考える。すると、#(T) = n である有極集合チームから、n個の有極集合対ができる。逆に、台集合が無共分なn個の有極集合対があると、有極集合チームを作れる。
無共分性を満たさない場合は、エンブレムを付けて無共分にできる。
空でない最小の有極集合チームは、ひとつの有極集合対である。
「チーム」を使った理由:群〈グループ〉、族、クラスなどの「集まり」を表す言葉が、既に別な意味を持つ。ペアから構成されるチームだから、二人三脚の赤組チームとか社交ダンス・日本チームとかの感じ。