belief:確信(信念)の基本原理
beliefの訳語は信念だが、どうしても宗教/政治/人生とかの雰囲気がするので、確信にする。
確信の表現とは、命題の集合へのマーキング(マーク付け)だと言える。
- ○ … 確信を持って真(ほんと、正しい)
- × … 確信を持って偽(うそ、間違い)
- ? … どちらか確信は持てない(好み/予想/希望と確信は別)
このマーキングを増やすとは:
- 対象としている命題を増やす。マーキングの定義域である集合を大きくする。
- 対象が同じでも、○または×を増やす(?を減らす)。
β:X→J = {○, ×, ?} を判定関数〈judgement function〉と呼び、確信〈beleif〉は判定関数の別名だとする。
- dom(β) = X
- supp(β) = {x∈X | β(x) = ○ ∨ β(x) = ×}
- β:X→J, γ:Y→J として、βγ :⇔ (X⊆Y ∧ supp(β)⊆supp(γ))
の定義では、単にβよりγが拡張しているだけで、真偽(マルバツ)が保存されてない。信念の変更を伴う(かもしれない)拡張になっている。現実には、拡張だけでなくて縮小もあるかもしれない。拡張・縮小のジグザグによって射が定義できるだろう。