いろいろな言葉使い
ド・ラーム・コホモロジーとホッジ分解のオモチャ (2/2) - 檜山正幸のキマイラ飼育記の証明部分(枠内)は、半形式的になるように意識したのだが、そのとき感じた雑多なこと。
- 任意のxを選ぶ。
- xを任意とする。
- 任意のxに対して
以上は同義で、自由変数xを含むブロックを開始する。このブロック(あるいはボックス)は、全称記号の導入で閉じる。閉じるほうは、
- xは任意だったので
- xは任意だったから
にすると、具合がいい。また、明示的なブロック開始はなくて、自由変数の出現位置でブロック開始とみなせばいいようだ。
任意のxを選ぶ。 : : Q(x) xは任意だったので ∀x.Q(x)
含意導入と一緒になるケースが非常に多い。
任意のxを選ぶ。 P(x) と仮定する。 : : Q(x) 以上より P(x)⇒Q(x) xは任意だったので ∀x.P(x)⇒Q(x)
冒頭の「任意のxを選ぶ。」は省略しても差し支えないから、
P(x) と仮定する。 : : Q(x) 以上より P(x)⇒Q(x) xは任意だったので ∀x.P(x)⇒Q(x)
あるいは、
P(x) (xは任意)と仮定する。 : : Q(x) 以上より P(x)⇒Q(x) xは任意だったので ∀x.P(x)⇒Q(x)
「仮定する … 以上(に)?より」を含意導入のブロックとして使っている。ただし、これはネストしたブロック構造じゃなくて、オーバーラップ構造を作ることが多いので、疑似ブロック(正規のネストしたブロックではない)と考えたほうがよさそうだ。
「よって」「したがって」などの用法はまだ未定。「一方」「ところで」「さて」のような接続詞もどう意味づけるか? あるいは意味づけないか?