対象、環境、メタ環境
匿名性、非差別性 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編の続き。
環境依拠主義(って言葉が適切な気はしないが)は、要素還元主義とは違う(たぶん対極的)。なぜなら、対象(圏論の意味での対象でもあり、一般的な語彙としての対象でもある)を解体(分解、腑分け)する態度はとらないから。対象は対象として、環境のなかでの役割・応答性・関係性・振る舞いをみる。
よって、スローガンとしては、
- 環境(世界)がなければ、対象(個体)もない。
環境〈environment | ambient | surroundings〉という概念は、アフォーダンスに近いかも知れない。
環境の定式化は少なくとも二段階が必要で、
- 対象が所属する直接的な環境
- 環境が所属するメタ環境
なんで少なくとも二段階が必要かは、マイクロコスモ原理に関係する。
(直接的な)環境とメタ環境をどう呼ぶか?
比喩 | 対象 | 環境 | メタ環境 | 環境の固定 |
---|---|---|---|---|
海洋 | 人 | アイランド | オーシャン | アイランドへのアンカリング |
宇宙 | 人 | 惑星 | 銀河 | 惑星へのランディング |
- | - | ランド | アンビエント | ランドへのランディング |
宇宙の比喩に関しては、