哲学的(?)議論の形式化 2
タイトルが、
- 「影響を及ぼし合わない物的事象と心的事象がともにあるとする発言は経験的に真なる発言ではあり得ない」ことの証明。
物的事象がPhysicalのPで、心的事象がMentalのMかな? 事象が未定義でアトミックなナニカだとすると、∀x.P(x)∨M(x) で M(x)∧P(x) を排除しない状況らしい。
「特性Pのみを持つP事象」という表現でPをオーバーロードしている。
- P(x) としてのP
- P'(x) := P(x)∧¬M(x) で定義されたP'
Affectという二項関係は確かに想定している。Affectの特徴付けは特に問題ない。
- Affect(x, y) ⊃ ( P'(x)∧P'(y) ∨ P'(x)∧B(y) )∧¬(P'(x)∧M'(y))
- Affect(x, y) ⊃ ( M'(x)∧M'(y) ∨ M'(x)∧B(y) )∧¬(M'(x)∧P'(y))
マルバツ表にするなら
x\y | P' | M' | B |
---|---|---|---|
P' | ○ | × | ○ |
M' | × | ○ | ○ |
B | ? | ? | ? |
関係Affの推移的閉包を考えているようだ。
要するに、集合Xに、それを被覆する2個の部分集合を考えて、X上の二項関係で部分集合と特定の条件を満たすものAffectを考えて、Affectの推移的閉包を作ります。ってことだと思う。
純粋なP事象をP''とすると、P''⊆P' でAffectとの関係でP''を考えることができる。M''も同様。
ここまでは(つまらない話だが)別に問題ない。
問題点/曖昧点は:
- 「発言された」とは何か?
- 「事象s」の定義、曖昧過ぎ
- 「文の内容」とは何か?
- 「真」とは何か?
- 「経験的に確かめられる」とは何か?
- 「可能性を持つ」とは何か?