アサシン クリード
ゲームはしないけどゲーム由来の映画が好き。で、『アサシン クリード』を観た。
映像は独特の雰囲気・世界観でなかなかいい。パルクール・アクションも生身の人間でスパイダーマンやってるみたいで面白い。だけど、ファイト・アクションが見にくい・分かりにくい。
まともなファイトが出来る俳優・スタントマンがいないので、カメラで誤魔化しているような印象だ。例えば、スコット・アドキンスやトニー・ジャーのアクションシーンで、暗かったりカメラアングルが目まぐるしく変わったりはしない。彼らのアクションをアピールするには分かりやすいシーンが望ましいから。そういう感じの分かりやすさがない。
ゲームでもウリらしいイーグルダイブ、ありゃ何だ? 下に藁や水があっても死ぬだろう。とか言うのは野暮かも知れない。まー、それはいい。ところで「イーグルダイブ」は和製英語だとのことだが、映画内でも「イーグルダイブ or ジャンプ」と言っていたぞ。日本から本家への逆輸出?
主演のマイケル・ファスベンダーって、『プロメテウス』に出てた? 記憶にない。アンドロイドのデイヴィッド、、あー、アイツか、イケメン・アンドロイド。異常に強いエリザベス・ショウ博士(ノオミ・ラパス)とシャーリーズ・セロンのヴィッカーズしか印象にない。
女優さんはマリオン・コティヤールというフランス人。好みが分かれる人だろうね。僕は特に興味なし。それより、ヒーローの相方のマリアをやっていてアリアンヌ・ラベッドのほうが気になった。
身体能力が高い人(↓)だから、この運動神経を活かして本格的アクションをやらせればいいのに。
ストーリーの軸となる「エデンの果実」の謎は、なんかどうでもいい感じで面白くない。謎解きみたいな要素は全然ない。「エデンの果実」の設定がつまんないので、ストーリーの必然性はない。もうちょっと、テンプル騎士団 v.s. アサシン教団 が戦う背景、理由が欲しかった。基本、事前の予備知識無しではストーリーは追えない、つーか、ストーリーがあるのかも不明。
見どころは結局、パルクール・アクションと建物や服飾のデザインも含めた中世の映像だね。これだけでも観る価値はあるけど、他はパッとしない。