標本分布、誤差分散、標準誤差
これらはいずれも、
- φの標本分布
- φの誤差分散
- φの標準誤差
と言うべきものである。説明的に言えば、
- φ(X(n)) の分布
- φ(X(n)) の分散
- φ(X(n)) の標準偏差
φ = meann:Vn→V のときは、
- mean(X(n)) の分布
- mean(X(n)) の分散
- mean(X(n)) の標準偏差
φ = mean のときは、分散=2次中心モーメントの中心が母平均になり、「真値と推測値の差」の分散となるので、「誤差」の分散となる。
確率変数φ(X(n)) が不偏推測量のとき、E[φ(X(n))] が真値を与える(それが不偏性の定義)、よってφ(X(n))の2次中心モーメントの中心=期待値は真値となり、「誤差=真値からの偏差」の分散という解釈は可能となる。
この用語法は、不偏推定量(の統計値関数)φに対しては有効。φのデフォルトが、最もよく使う不偏推定量である平均量であるのは、まー、やむを得ないか。