ハイコンテキスト解釈
カタヅケ主義者と昔風の関数、それとコミュ障 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 で言及したハイコンテキスト性。
文脈から読み取る、または自分で適当に想定しなくてはならない部分を【】で囲む。隠れた意図を()で示す。
- Xは確率変数である → Xは、【とある確率空間からの】【Vに値を取る】可測写像である。(とある確率空間は忘れていい)(何も言ってないならVはR)
- XはVに値を取る確率変数 → V上に像測度である確率分布がある。(像測度のもとの測度は忘れていい)(確率分布にだけ注目する)(Xを写像と考える必要はない)
- Xは○○分布に従う → Xによる像測度は【V上の】○○分布と呼ばれる測度である。(像測度のもとの測度は忘れていい)(○○分布と呼ばれるV上の測度だけ考える)(Xを写像と考える必要はない)
- XとYは確率変数である → XとYは、【とある確率空間からの】【VとWに値を取る】可測写像である。(とある確率空間は忘れていい)(何も言ってないなら V = W = R)(値の空間はV×Wを考えなさい)(V×W上の分布が存在して、それに注目せよ)(XとYはV×W上の射影と考えなさい)
- Xiは確率変数の族である → Xiは、【とある確率空間からの】【Viに値を取る】可測写像の族である。(とある確率空間は忘れていい)(何も言ってないなら Vi = R)(値の空間はVi達の直積を考えなさい)(直積空間上の分布が存在して、それに注目せよ)(Xiは直積空間からの射影と考えなさい)