このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

2015-06-10から1日間の記事一覧

Rのgridパッケージの凄まじい座標系

デバイス矩形(ウィンドウの描画領域)とビューポート矩形(仮想的な四角)がある。いかなる場合でもデバイス矩形の座標値の範囲は 0≦x≦1, 0≦y≦1。これは矩形が正方形であることを意味しない。矩形の物理的なアスペクト比にあうように伸縮される。つまり、座…

決定の理論

通常は、損失関数とリスク関数が用いられる。損失を最小化するために、リスク関数(汎関数)で決定関数を評価して、リスク関数の値を最小化する。損失関数の符号を変えると利得関数となるが、これを効用関数、それに対するリスク関数の対応物を目的関数と呼…

確率変数の本音と建前

確率変数の用途・役割は、 元になる確率空間(バックエンド)から、新しい確率空間(フロントエンド)を定義する道具 元になる確率空間 新しい確率空間 台集合 ときに母集団、ときに標本空間(混乱) ときに標本空間(混乱)、なぜか状態空間 台集合の要素 個体…

起こりにくい事と、その確率

解釈の手順: 確率測度(分布)を密度関数fで表しなさい。 密度関数の最大値よりは小さい値を恣意的に選びなさい。それをεとする。 Uを台集合として、部分可測集合 {x∈U | f(x) ≦ ε} を「起こりにくい事象」と考えなさい。 「起こりにくい事象」の確率測度 μ…

重要なこと、ただし雑多

測度の定義から言っても、単関数(階段関数)は超重要である。 よって、単関数を作り出すビニング(箱割り)とヒストグラムは重要。 ビン(区間、領域)は可測集合で、ビニングは直和分割。 連続関数をビニングすることもできる。ビンごとに定数関数で置き換…

ハイコンテキスト解釈 応用的

母集団は正規分布に従う → 【とある測度空間からの】【とある可測写像fがあり】fによる像測度は正規分布である。(可測写像fは最初だけは想定しなさい)(しかし、とある測度空間は忘れていい)(fによる像測度が作る値の空間上の確率測度に注目しなさい) …

ハイコンテキスト解釈

カタヅケ主義者と昔風の関数、それとコミュ障 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 で言及したハイコンテキスト性。文脈から読み取る、または自分で適当に想定しなくてはならない部分を【】で囲む。隠れた意図を()で示す。 Xは確率変数である → Xは、【とある確率…