このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

convention over configuration な計算 4

定義:

μがX上の測度、K:X→Y、L:Y→Z が測度関係(確率関係と同じだが、全空間の測度=1の制限を外す)として、

  • ν = K.μ = [K(x; y)μ(;x)dx]dy = dy.[K(x; y)μ(;x)dx]
  • M = L・K = λx.[L(y;z)K(x;y)dy]dz = λx.dz.[L(y;z)K(x;y)dy]

とする。次を示したい。

  • L.(K.μ) = (L・K).μ

g(y) = L(y, C) と置くと次に形に帰着される。

  • [g(y)K(x;y)dy]μ(;x)dx = g(y)[K(x;y)μ(;x)dx]dy

次のように置く:

  • f = λx.[g(y)K(x;y)dy]

すると、示すべきは

  • IX(f, μ) = IY(g, ν)

となる。

  • [f(x) dμ] = [g(y) dν]
  [f(x) dμ] 
= [[g(y)K(x;y)dy] μ(;x)dx]

  [g(y) dν]
= [g(y) ν(;y)dy]
= [g(y) [K(x; y)μ(;x)dx]dy]


どちらも、関数g(y)、測度核 K(x; y)、測度 μ(;y) の“積”で与えられる。dx, dyとブラケットを含めて積に順序交換ができれば示せる。[[g(y)K(x;y)dy] μ(;x)dx] と [g(y) [K(x; y)μ(;x)dx]dy] の厳密な分析が必要。

 \int_{X} (\lambda x.(\int_{Y} g(y) \, K(x; y)dy) )(x) \, d\mu
 \int_{Y} g(y) \, (\int_{X} K(x; y) d\mu)dy