NTNDという圏
由来・経緯を省略していきなり天下りに定義すると:
- |NTND| = |Rel| = |Set|
- NTND(A, B) := Relstrict,total(A+{⊥}, B+{⊥})
strictの条件は:
- R(⊥) = {⊥} あるいは、(⊥Ry ⇔ y = ⊥)
totalの条件は:
- ∀x∈A.∃y∈B.xRy
Tを三値 {true, false, indef} からなる半環(対合としての否定があってもよい)だとして、NTNDは:
- 零対象を持つ。(空集合が零)
- 双積を持つ。(直和)
- テンソル積を持つ。(直積だが、⊥を考慮する)
- たぶんT線形圏だろう。End(1)はTのようだ。
- つまり、T線形なテンソル圏だろう。
- RelはB線形なテンソル圏だから、埋め込みがあるはず。
- RelとNTNDはかなり似てるはず。
- しかし、Relは、無限走行と正常終了が混じった非決定性を扱えない。
T上の線形代数が、今まで馴染みがないという意味で難しそうだ。