遍在するコモナド、それは計算における空気か
コモナドは何の役に立つ - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
コモナドは影が薄くて目立たない。注目もされない。なぜだろう? コモナドが珍しいからではなくて、コモナドがあまりにもどこにでもあるせいだろう。コモナドは環境である。仮に純粋関数でも、それが定数を持てば環境(その定数が何であるかの意味)を必要とする。環境を一切必要としないのは、定数をまったく持たない純粋ラムダ計算くらいだ。
コモナドは遍在する。いたるところに存在する。ほとんどいつでも存在する。それとは意識しないが存在する。つまり、空気のようなものだ。空気は影が薄く(?)目立たず注目もされない。あまりにも当たり前の存在だからだ。
コモナドは空気なのだ。空気は目立たないが、だからといって「重要でない」とは言えない。なしで済ませることはできない。実は重要なのだ。
そう、コモナド、重要。