双積と加法の関係 -- よくわかった
半加法圏では次が成立する。
- <f, g>;[1, 1] = f + g
- <1, 1>;[f, g] = f + g
- <1, 1>;(f※g);[1, 1] = f + g
f※gの定義(<π1;f, π2;g> = [f;ι1, g;ι2])から、
- <f, g>;[1, 1] = <1, 1>;f※g;[1, 1] (<f, g> = <1, 1>;f※g)
- <1, 1>;[f, g] = <1, 1>;f※g;[1, 1] ([f, g] = f※g;[1, 1])
がすぐ出るので、どれか1つを示せばよい。<f, g>;[1, 1] = f + g を示すことにして、次のように計算する(説明は下)。画像だけ
考えるときは上から下へと考えたが、論理の流れは下から上。
一番下の命題は、零とのペアリング、コペアリングは結合で書ける、ということ。零が相手ならペアリングしても実質的にはペアになってないこと。成分(余成分)ごとに等式を示せばよい。双積の直交性が効いている。
その他は別に問題ないだろう。線形代数の基本的な計算を使っている。
- 縦ベクトルの足し算:<f, f'> + <g, g'> = <f + g, f' + g'>
- 横ベクトルの足し算:[f, f']+ [g, g'] = [f + g, f' + g']
- ベクトルの分解:<f, g> = <f, 0> + <0, g>
ここでは使ってないが、
- <f, 0> = f;<1, 0>
- [f, 0] = [1, 0];f
なども重宝する。
この程度の計算でも動悸息切れがする。ハァーー。それにしても、計算はまったく体力だな。