対数マスロフ和
kは逆プランク定数として、kをパラメータに使う。kマスロフ和[+]kの対数バージョンとして a△kb = log(exp(a) [+]k exp(b)) を使ったが、これは、logt(ta + tb) と[+]kなしの形に書き換えられる。このとき、t = exp(k) となる。
これを示すとき、対数の底の変換公式を使うが、人生ではじめてこの公式を使ったよ。
逆プランク定数kをパラメータとするマスロフ代数をMkとして、t = exp(k)をパラメータとする対数マスロフ代数をLtとすると、自然対数log:P→Rは、MkとLexp(k)の半環同型を与える。任意の底の対数/指数が半環同型となるが、基準として自然対数を選ぶ。
tに対する対数マスロフ和を□tとすると、
- log(a [+]k b) = log(a) □t log(b)
t≦0と、t = 1 では対数マスロフ和は定義できない。t→+∞でmax古典極限、t→+0でmin古典極限になる。t→1+0、t→1-0 は、それぞれ k→+0、k→-0とおなじ状況となり、代数が発散崩壊する。