練習問題:2種類のスターの同値性
f*には、次の2つの代表的表現がある。
- Tr[(1+Δ);(σ + f);(1 + ∇)]
- Tr[(1+f);∇;Δ]
参考:
- 等式的デカルト、余デカルト、双デカルトな圏 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編 (http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/20061005/1160006705)
- f*の展開公式 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編 (http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/20061004/1159920500)
この2つが同値であることを示してみる。
- まず、左右の回転で交差を解消する。
- 角度変形で全体の形を整える。
- 上下の回転でfと1を入れ替える。
- 角度変形で全体の形を整える。
実は、回転を使わないほうが計算は楽。
- 右の∇をループに沿ってスライディングする。
- ループの外側のワイヤーはアンワインドできるので、ほどく。
- もし必要なら、fもループに沿ってスライディングする。
年末年始で考えたこと:記号回路とか両側半加群とか - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/20080104/1199433463)より引用:
トレース付き圏で、3次元的な回転を使った変形で計算できることがわかった。この計算は、コンパクト閉圏なら合理化できるがトレース付き圏だけだと合理化できない。それに、実は計算が簡単になるわけでもなく、むしろ計算過程が増えたりする。
それにもかかわらず、この計算法は直感的で面白い。計算の途中で現れる図形が珍しかったりして発見的な意味もある。