このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

練習問題:2種類のスターの同値性

f*には、次の2つの代表的表現がある。

  1. Tr[(1+Δ);(σ + f);(1 + ∇)]
  2. Tr[(1+f);∇;Δ]

参考:

この2つが同値であることを示してみる。


  1. まず、左右の回転で交差を解消する。
  2. 角度変形で全体の形を整える。
  3. 上下の回転でfと1を入れ替える。
  4. 角度変形で全体の形を整える。

実は、回転を使わないほうが計算は楽。


  1. 右の∇をループに沿ってスライディングする。
  2. ループの外側のワイヤーはアンワインドできるので、ほどく。
  3. もし必要なら、fもループに沿ってスライディングする。

年末年始で考えたこと:記号回路とか両側半加群とか - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/20080104/1199433463)より引用:

トレース付き圏で、3次元的な回転を使った変形で計算できることがわかった。この計算は、コンパクト閉圏なら合理化できるがトレース付き圏だけだと合理化できない。それに、実は計算が簡単になるわけでもなく、むしろ計算過程が増えたりする。

それにもかかわらず、この計算法は直感的で面白い。計算の途中で現れる図形が珍しかったりして発見的な意味もある。