平面的フィードバック
等方的に堅い圏を考えると、ここでは普通のトレースは定義できない。しかし、ヤンキングを除いたトレース公理を満たす作用素であるフィードバックは定義できる。しかも左右のフィードバックが定義できる。
モノイド積を左から右、圏結合を上から下に図示するとして、
- 右フィードバック (A×Y→B×Y)|→(A→B)
- 左フィードバック (X×A→X×B)|→(A→B)
左右のフィードバックをL, Rで表すと:
- Rはフィードバックの公理を満たす。
- Lはフィードバックの公理を満たす。
- RとLは可換である。つまり、RY(LX(f)) = LX(RY(f))
平面的なので、X×A×Y のAに関してはフィードバックを取ることができない。右端か左端しかフィードバックを取れない。
2つのフィードバックR, Lを備えた圏はなんか意味があるか?