2007-02-24 遷移系と模倣の定義 高次圏論 形式言語理論 Σをアルファベット集合として、Relを関係の圏とする。Σを約懸垂してモノイド=単対象圏Σ*を作る。T:Σ*→Rel という関手が遷移系となる。単一の対象のTによる像が状態空間となる。a∈Σに対して、T(a) = a→と略記すると、関係R⊆|S|×|T|(|S|, |T|は状態空間)が模倣であるのは: a∈Σについて、Rop;a→ ⊆ a→;Rop 圏Relは局所順序的なので、2-圏とみなす。T、SはΣ*を自明な2-圏とみなしての2関手とみなす。2関手T, S間のoplax変換 T⇒S があることと、T→Sという模倣が存在することは同値である。