セリンガーの論文
セリンガーの"Categorical Structure of Asynchrony"(→http://www.mathstat.dal.ca/~selinger/papers/catasynch.pdf)は、面白いトピックがいろいろ載っているので、まとめる必要がある。
- コンパクト閉圏の公理の簡略化:7つから4つになる。バニッシングがなくなり、スライディングは対称についてだけ。Alan Jeffrey "Flow graphs and semantics of programs"の付録に証明があるようだ。
- T構成:木下のべき構成をうんと一般化したようなもの。enriched settingで使う。一般化ベキ構成と言ってよいだろう。
- 線形/アフィン/連関(relevant)関手:T構成に伴って、関手の性質を定義している。