Janusの指標の計算

Janusの図式法で、対象は指標になる。指標は、基本ソートの集合をΣ（アルファベット）として、A, B∈Σ*（Σの有限列）を使って<A; B>と表現される。「ε」が空列、「・」が連接として：

• <A; B> + <C; D> = <A・C; B・D>
• <A; B>* = <B; A>

として、和（モノイド積）と反転（双対）を定義する。「＋」は可換ではないが結合的であり、<ε; ε>が単位（モノイドになる）。反転に関しては：

• <A; B>** = <A; B>
• (<A; B> + <C ; D>)* = <A; B>* + <C ; D>*

こういう構造を「*(star) monoid」とか「involutive monoid」と呼んでもいいかもしれない。