Kozen圏のスターとトレース
Kozen圏で、f:A+X→B+X のトレースは次のように表現できる。(ιは入射、πは射影、ブラケットは特に意味はなく単なる括弧)
- ι1A,B,X;[(π1A,B+X);f;(ι2A,B+X)]*;π2A,B,X
なんか複雑だが、この形は絵算の“次元解析”で容易に得られる。
fの正方化R(f)を次のように定義する。
- R(f) = (π1A,B+X);f;(ι2A,B+X)
これを何で「正方化」と呼ぶかというと、行列(二部グラフ)を使って書くとわかる。
スターを使ったトレースはけっこう複雑なので、中間にConway不動点をはさんで扱ったほうがよさそうだ。