ウィルケ(Wilke)代数
http://citeseer.ist.psu.edu/bloom00iteration.htmlにWilke代数というのが出てくる。
A*がAの有限列なら、それはモノイドとなるが、Aの無限列A∞では乗法が定義できない。それで、F=A*、X=A∞として、FとXの組を公理化できる。それがウィルケ代数だと思えばいいだろう。ウィルケのダガーa†は、aaaa... という無限繰り返しである。
・:F×F→F、*:F×X→X、(-)†:F→X があって:
- ・は結合的二項演算である。
- (a・b)*x = a*(b*x)
- (a・b)† = a*((b・a)†)
- (an)† = a† (n ≧ 2)
f:F→G、f':X→Yが準同型であるとは:
- fが半群の準同型
- f'(a†) = (f(a))†
- f'(a*x) = f(a)*f'(x)
1∈Fがあって、1*x = x のとき単位ウィルケ代数(unitary Wilke Algebra)と呼ぶ。