いろいろな構造
僕が興味を持っている圏は、かなりリッチだな。だいたい、次のような構造を持つようだ。
- モノイド構造: 対象にモノイド積があり、射にも積が定義できる。
- 二構造: homがcatになっている、hom-cat。2セルの縦/横結合がある。ときに三構造を持つケースも。
- スター/ダガー構造: involutiveな反変自己関手がある。identity-on-objectsならダガーオペレータ。モノイド構造、二構造(があれば、それ)と協調する。
- ファイブレーション/インデキシング: 基底圏があって、そこへのファイブレーション、または基底圏からの圏(Cat)値関手。複数のファイブレーション/インデキシングがあるかもしれない。
- enrichment構造:厳密二構造はenrichmentの例。可換モノイドでenrichされれば、semi-additive、内部homを持つケースが多い。内部hom(hom積)の随伴としてテンソル積が定義できることもある。
- トレース/不動点構造:一般的にはトレース。繰り返しや不動点オペレータのこともある。
現実のモデルは、それなりに複雑豊饒なのだろうね。