このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

シャドーイングの問題

シャドーイングは、現実的には頭の痛い問題で、認める/認めないの判断(決断)が必要だ。が、理論的には特に問題ない。シャドーイングは入れ子スコープで起こるが、「入れ子にすること」を指標のマージだと解釈する。マージは余ファイバー和と解釈する。余…

モノグサ精神のジレンマ

モノグサはプログラマの美徳と呼ばれる。モノグサ精神は進化の原動力となるが、同時に理論的整合性を崩したり、混乱と錯誤の元凶ともなる。モノグサ精神は: 記述量を減らしたい、略記したい オーバーロードしたい 名前を考えたくない、名前を付けたくない …

対指標とパラメータ化指標

相対指標とパラメータ化指標は同じ概念である。が、相対指標は原理的で、パラメータ化指標は実用的。Σが指標のとき、指標に出現するすべての名前の集合を全名前集合〈whole name set〉と呼ぶ。全名前集合の部分集合を単にΣの名前集合〈name set〉と呼ぶ。指…

指標と仕様と等式的と述語的

指標とコンピュータッドはまったく同義語だとする。指標の理論とはコンピュータッドの理論。 (具体)指標=コンピュータッド=ポリグラフ=(高次)箙 コンピュータッドは、背景としている形状により定義が変わるが、ここでは常に球体形状〈globular shape…

モデルの概念と理論

システム全体もひとつの指標を持つから、それをシステム指標と呼び、Ωで表す。システム指標に含まれる名前はso-called大域名で、いつでもどこからでも自由に参照できる。システム指標Ωの環境(文脈)下にあるトランスフォーマーtを次のように書く。 Ω| t:Σ→Γ…

クライスリ・コンピュータッド圏n-Kom

n-Comをn-コンピュータッドの圏だとする。Fn -| Vn : n-Com ←→ n-Cat をn次元のコムキャット随伴性だとする。この随伴性から導かれるn-Com上のモナドの台関手を Sn とする。コンピュータッドΣに対してSn(Σ)をS*と書く。上付きの星印をクリーネ/ストリート・…

カン拡張と米田拡張

まず、nLabのカン拡張項目: https://ncatlab.org/nlab/show/Kan+extension Proposition 2.8. Let C be a small category; D have all small limits. Then the right Kan extension of a functor F:C→D of locally small categories along a functor p:C→C' …