2006-05-25から1日間の記事一覧
なんか、双積と指数とテンソル積の関係が混乱していた。アーベル圏はself-enrichされていると思いこんでいたが、勘違い。モノイド積が双積である状態で、「指数対象とev」とか「結合を与える射」とか、うまく定義できない。アーベル圏をenrichするモノイド圏…
Elgot/Conway(エルゴット/コンウェイ)不動点オペレータの対角性(diagonal property)を絵に描くと、2回の対角射の変形が出てくる。 −+−+→ 3 ↓ ↓ 1 2−−+−→ 3 ↓ /\ ↓ ↓ 1 2これは実は、対角の余結合律になる。つまり、対角性は、対角の余結合性とトレ…
トレース付きモノイド圏(対称性は当然に仮定)がデカルトのとき、f:A×X→Xの不動点f†は次のように定義できる。 f† = TrXA,X(f;ΔX) さらに双デカルトなら、f:X→X の繰り返し(repetition)f*は: f* = TrXX,X(∇X;f;ΔX) これらから、双デカルト・モノイド圏で…
Kozenは、Kleene代数Kを係数とする正方行列の代数MatK(n, n)が再びKleene代数になることを示した。半環になることはすぐさまわかるから、問題はKleeneスターの定義となる。これが非常に憶えにくい。2×2行列のときが本質的で、あとはinductionだから、2×2で話…